iOS 6.1.3の提供がスタート
AppleがiOSの最新アップデートとなるiOS 6.1.3を提供開始した。このアップデートを適用すると、以前から問題になっていたパスコードロック画面の回避バグが修正されるほか、日本向け「マップ」アプリが改善される。
パスコード迂回バグは、1カ月ほど前から問題となっていたもので、パスコードを迂回して電話アプリにアクセスされるもの。ある手順を踏むことで、パスコード入力画面でもコードを入力することなく、電話アプリにアクセスができてしまう状態となっており、連絡先や通話履歴などに不正アクセスされる可能性が指摘されていた。
当初から比べるとかなり進歩の「マップ」
今回のアップデートを適用すると、このバグの問題が修正され、安全性が高まる。また、日本向けのマップについては、先日12日にクラウド側で地図データの大幅な改良を実施したが、このiOS 6.1.3では、新たに交差点の表示に対応しているようだ。信号機のマークが表示されるようになったほか、主要な交差点では、その名称も表示されることが確認されている。
他のマップアプリと比較すると、依然情報量や見やすさ、追加情報の利便性など、まだ改善の余地がかなりあることは否めないが、縮尺によって地図に最低限要求される情報が、きちんと表示されるものとなってきているようで、公開当初から比べると、かなりの改善・進歩を遂げているといえる。
アップデートは、iTunesに接続、またはWi-Fiを経由して「設定」画面から「一般」、「Software Update」の選択により、デバイス単体で行うOTA方式のいずれかの方法をとることで適用できる。

Apple iOS
http://www.apple.com/jp/ios/