「子ども向け」のプログラミング学習プラットフォーム
若者や大人向けのプログラミングのレッスンを提供するスタートアップがいくつか登場する中、低学年の子供たちがプログラミングを学べる新しいサービスが始まったとVenturebeatが4月11日に伝えた。
視覚的に楽しく学ぶシステム
「Tynker」は、視覚的かつ創造的な子どもたちが興味を持っているものを利用してプログラミングを学ばせることに高い評価を得ている。子どもたちはキャラクターを作成したり、それらのキャラクターを動かすことにより基本的なプログラムを学び、コースが終わる頃には20の初歩的なプログラミング技術を会得しているという。これらの作業には従来の長々としたコードを書く作業は含まれていない。
同社は、プログラミングのスキルは21世紀において最も大切なスキルの一つであり、覚えるのに若すぎるということはないという信じている。
従来のプログラミングは大人でさえ複雑でつまらないと感じることが多く、それが子どもたちが学ばなかった理由なのではと指摘する。そのためその作業を視覚化し、何千というコードを記述せずとも、結果を見ることができる。例えば「スタート」などと書かれたブロックをつかみ「10歩進む」などの動作を加えていく。子どもが楽しんで作業できるように、漫画やゲーム、ロボットなどを作成するといった工夫をこらしてある。従来の開発環境とは異なり長々としたコードを書くのではなく、プログラマーのように考えるということに重きを置いている。
基本的な環境は無料で使用できるが、現時点では、Tynkerは学校教育に焦点を当てているため、教師のための授業計画や、管理ソフトウェアといった支援が多い。現在までにシリコンバレーの40以上の学校でテスト運用を行ってきており高い評価を受けているが、将来はホームスクーリングや家庭でも利用できるようになるという。
Tynkerは低学年の子どもだけでなく、もちろん全ての年齢の人が利用できる。

Tynker
http://www.tynker.com/Venturebeat
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