「BookPlace Cloud Innovations」スタート!
東芝は4日、実店舗型の書店との連携を通じ、より幅広く電子書籍を楽しむ機会を創出するサービスとして、「BookPlace Cloud Innovations(ブックプレイス クラウド イノベーション)」(以下BookPlace)を同日よりスタートさせた。専用アプリケーションの無償提供も、それぞれAndroid向けがGoogle Play、iOS向けがApp Storeで開始されている。なお、パソコン版の対応は5月以降と予定されている。
コミックや文芸書などのコンテンツを多数取りそろえており、今後ラインアップを随時増強して、今夏には約10万冊となる見込みとしている。
この「BookPlace」では、オンラインを通じた書籍コンテンツ購入に加え、旭屋書店、ダイレクトショップ、戸田書店、リブロ、有隣堂の5つの書店チェーンとの提携を皮切りに、リアル店舗を展開する書店および各種小売店舗との連携を進めることで、ユーザーが近隣の店舗で電子書籍に触れ、コンテンツを購入できる仕組みを構築するという。
「BookLive」とは別、独自端末とのセット販売も
提携の5つの書店チェーンでは、一部の店頭で電子書籍での読書を体感できるようにするほか、各店頭で「会員登録クーポン」の配布やサービス案内を実施し、紙書籍を購入するユーザーにも、楽しみ方に合わせて電子書籍を選択してもらえるように促していくとしている。
東芝は、これまで「BookLive」と協業し、電子書籍ストアの「BookPlace powered by BookLive!」サービスを展開してきたが、こちらは「BookLive! for Toshiba」と名称変更し、BookLive社のサービスへと4日をもって移行させた。このサービスを利用中の会員は、今後は「BookLive! for Toshiba」の会員として、変わらずBookLive社の提供するコンテンツやサービスを使うことができ、購入済みの書籍や獲得したポイントなども利用できる。
東芝によると、BookLiveとの資本関係は今後も継続するが、O2O展開など、自社独自のストア構想を推進するために、今回別途この電子書籍ストア「BookPlace」をオープンさせたという。
「BookPlace」の利用は、専用アプリケーションをダウンロードすることで、各種Android搭載端末、iOS端末で可能だ。購入決済方法はクレジットカードで、アカウントごとの端末対応台数は、最大5台まで可能となっている。4月16日からは、電子ペーパーを搭載した電子書籍リーダー「BookPlace MONO(ブックプレイス モノ)」と書籍コンテンツ等とのセット販売も進めていく。
現在オープン記念キャンペーンとして、ポイント倍増セールなどが用意されている。新しい電子書籍ストアとして、一度チェックを。

東芝 プレスリリース
http://www.toshiba.co.jp/about/press/BookPlace Cloud Innovations
http://bookplace.jp/docs/pc/top.html