検索アプリ、アップデートで機能追加
Googleが現地時間の29日、iOS版の「Google Search」アプリをバージョン3.0.0にアップデートした。これにより同社のパーソナルアシスタント機能である「Google Now」が、iOS端末でも新たに利用可能となっている。
「Google Now」は、ウェブ検索や電話、スケジュール管理など様々な機能を、ごく簡単に使えるようにする機能で、ユーザーごとに、その時、その人にとって必要な情報を推測して表示する。
(App Store スクリーンショットより参考画像)
「Siri」と競合?Androidでの使用に比べるとやや手間も
「Google Now」では、画面下から上方向にスワイプするだけで、現在地の天気情報や、周辺地域のイベント情報、次の予定の場所までの経路と所要時間、自分がチェックしているスポーツチームの試合最新情報など、ユーザーがその場で欲しいと思うであろう情報を、推測して「カード」のかたちにして表示してくれる。
表示できる「カード」の種類は15種類で、設定でGoogle Now機能自体を無効にすることもできる。また、個別のカードについて表示・非表示を選択したり、表示するタイミングを設定したりすることも可能だ。Gmailで届いた内容をもとにしたお知らせ「カード」の有効・無効も選択できる。
iPadやiPhoneで使用可能となることで、Apple独自の機能である「Siri」と競合することになるとみる向きもある。ただし、他のアプリの使用中でも簡単に検索とGoogle Nowを呼び出せるAndroid版とは異なり、iOS版では、まずGoogle Searchアプリをアイコンから開き、起動させるという動作が必要で、この点はやや手間のかかるところとなるだろう。

App Store : Google Search
https://itunes.apple.com/us/app/google-search/