近未来型ウェアラブル端末の全貌が明らかに
昨年4月に発表され、話題を集めてきた、Googleの近未来的なメガネ型ウェアラブル・モバイル端末「Google Glass」の仕様が公開された。同時に開発者向けモデル「Explorer Edition」の出荷も開始されている。
「Google Glass」は、透過型ディスプレイとカメラを備え、メガネの用に装着して用いる、全く新しいタイプの端末。目の前のものに関する情報をAR(拡張現実)技術によって表示したり、ユーザーが見ている風景などを、そのままに共有するといった活用法が案内されている。
映画の世界のよう!徐々に本格登場近づく
ディスプレイは8フィートの距離で見た25インチの高解像度画像に相当するもので、オーディオには骨伝導方式を採用。通信はWi-FiおよびBluetooth対応で、カメラは5メガピクセル、動画は720p撮影対応となっている。
ストレージは16GBのフラッシュメモリで、12GBまで使用できる。バッテリーは、通常利用で1日持続するが、ハングアウトや動画撮影などでは、その消費は多くなるとしている。
連携する専用アプリの「MyGlass」もGoogle Playにてリリースされている。こちらのアプリでは、「Google Glass」の設定や管理が行えるほか、これを通じてGPSやSMSの利用が可能となる。
出荷開始となった「Explorer Edition」は、昨年6月の開発者向けイベントGoogle I/O出席者限定で、米国在住かつ1500ドルという条件により、先行販売するとされていたモデルだ。この出荷により、約2000台を社外へ渡し、さらにひろくフィードバックを募っていく方針だ。
Googleでは、この本格発売を前にした、実機によるフィードバック収集を「Explorer Program」と名付けており、ソフトウェア・ハードウェア開発者のみならず、使い方のアイデアをもつ一般ユーザーにも、順次プログラムの拡大を行っていくとしている。その一環として、先に行われた「Glass 使い方アイデア募集」において優勝したユーザー向けの出荷も、こののち順次開始される見込みである。

Google Glass
http://www.google.com/glass/start/Google Glass ヘルプページより仕様
http://support.google.com/glass/answer/Google Play : MyGlass
https://play.google.com/store/apps/