新型「Xbox」がついにお目見え!オールインホームエンターテインメント
米Microsoftが現地時間の21日、次世代ゲーム端末「Xbox One」を発表した。以前から様々に報じられてきた注目の新型の正式お目見えだ。発売時期は今年後半とされており、年内にも開始となる見込みだ。価格は現在のところ明らかになっていない。
「Xbox One」の最大の特徴は、ゲームにとどまらず、テレビや映画、音楽といったコンテンツ、スポーツ、Skypeと多彩な楽しみ方を可能にした統合デバイス、1台でフルに楽しめる「オールインワンホームエンターテインメントシステム」である点だ。
(プレスリリースより参考画像)
音声認識で簡単操作、気軽に自由に楽しめる
新設計のKinectにより、「Xboxオン」と話しかけるだけで素早く起動、音声とジェスチャーによる操作が可能となった。ゲーム、テレビ、映画、Skypeとそれぞれの切り替えは瞬時に行うことができ、テレビを見ながらSkypeで会話したり、ゲームと音楽、映画といった別のコンテンツを行き来したりと、自由なスタイルで、あらゆるエンターテインメントを楽しむことができるという。
ハードウェアには、8コア、x86プロセッサー、8GB RAM、ブルーレイドライブ、USB 3.0、Wi-Fi Direct、HDMIイン・アウトなどを搭載、そしてこの上に3つのOSを1つに統合した「Xbox Oneアーキテクチャ」を採用している。これにより、細部までチューニングされたゲーム、さまざまなエンターテインメントアプリケーションを、高品質で楽しめ、瞬時に切り替えることも可能になったそうだ。
Kinectは、今回完全に新たなものとして再設計されたそうで、1080pカメラを搭載し、ユーザーのジェスチャー、体重のかけ方や筋肉の動き、心拍数まで解析できるという。また室内環境にも柔軟に対応し、雑音の多い室内でも、しっかりと音声を認識できるようになったという。
ともに楽しめる新機能も多数
コミュニティーや友人の間で流行しているテレビ番組を見つけられるトレンド機能が地域によって提供されたり、初搭載のSkypeではテレビでのグループ通話も可能となっているなど、コミュニケーション面の強化も図られている。
Xbox Liveはクラウド対応で、ゲームインストールはセグメントごとにダウンロードされる仕組みとなっているため、バックグラウンドでアップデートしながらゲームすることが可能だ。またプロフィールなどもクラウドに保存し、いつでもすぐアクセスできる。
プレイ相手との待ち時間を減少できるスマートマッチシステム、ゲームの録画ができるゲームDVR、自分のプレイスタイルを人工知能で学習させ、“影武者”として友人と自動プレイさせられる「LivingGame」なども搭載された。
さらなる詳細は6月開催のE3で発表される予定となっており、今後はこちらにも注目したい。

Xbox 公式サイト
http://www.xbox.com/ja-JPMicrosoft プレスリリース
http://www.microsoft.com/en-us/news/Press/