間もなくスタートのWWDC!
米Appleが、米国時間の6月10日よりサンフランシスコで開催される、Worldwide Developers Conference(WWDC)で、新たなサービスとして、音楽配信・インターネットラジオサービスを発表することは、ほぼ確実とみられる。「iRadio」として、その登場が噂されてきたサービスが、いよいよお披露目となりそうだ。
サービスをスタートするにあたり、Appleは以前から音楽業界と交渉を続けてきたが、とくに最近になってレーベルや音楽出版社各社の幹部らと、契約締結に向けた協議に時間をかけてきていた。
素早いスタートがカギ?内容にも注目
Appleとは、世界最大のレーベルであるUniversal Musicが最初に契約、つづいてWarner Musicと同社の音楽出版部門、Warner/Chappellが契約を締結したといわれている。
よって、いわゆる3大音楽レーベルでは、Sony Musicがこれまで唯一保留としてきていたが、米国時間7日朝、Sony Music EntertainmentとAppleが、契約で合意に達したと情報筋が明らかにした。さらに世界最大の音楽出版社となるSony/ATV Music Publishingとも契約を締結したという。Billboardが報じ、CNETの取材でSony/ATV社の広報担当もこれを事実と認めている。
すでに先行して同様のサービスを展開するものには「Pandora」があるが、Appleは英国、フランス、ドイツ、オーストラリア、日本を含む、最大10数カ国でサービスの提供を素早く開始、一気に攻勢をかけたい狙いとみられる。
WWDCでは、新OSの登場もあるとみられ、準備が進む会場での発表内容に、今から世界の熱い関心がそそがれている。

Billboard 該当記事
http://www.billboard.com/biz/articles/news/CNET 該当記事
http://news.cnet.com/8301-13579_3-57588251-37/WWDC 2013
https://developer.apple.com/wwdc/