新子会社としての設立を発表
株式会社東急ハンズが30日、ITソリューション事業を手がける同社の子会社として「ハンズラボ株式会社」を2013年4月1日付で設立したことを発表した。すでにITコンサルティングプロジェクトや、ドラッグストアシステム開発プロジェクト等を進めているという。
ハンズラボ株式会社は、東急ハンズ100%出資のIT子会社。東急ハンズの基幹システム内製化により蓄えたノウハウをもとに、システムの受託業務、クラウドコンピューティング活用サービスなどを、外部企業や個人に対し、提供していくとしている。
(公式ブログトップより参考画像)
社外からのニーズにもこたえる新規事業展開
資本金は5000万円、代表取締役社長には、株式会社東急ハンズ執行役員ITコマース部長の長谷川秀樹氏が就任している。具体的な事業内容としては、インターネットを利用した各種サービス、企業に対する経営及び業務のコンサルティングや業務アウトソーシング、コンピューター・ソフトウェアおよびシステムの研究開発、ソフトウェアのライセンス供給事業、システムの開発・導入・運用・保守業務、ハードウェアおよびソフトウェアの仲介と販売などが挙げられている。
あの東急ハンズがシステム会社を設立したということで、意外に感じる向きも多いが、新会社の公式ブログによると、東急ハンズでは従業員が自らシステム開発を実施し、手法に改善を重ねて圧倒的な開発生産性を実現してきているといい、こうした事業が立ち上がることも、自然な流れなのだという。そして、外部にもニーズがあるはずと考え、数年前から社内エンジニアを育成・増員してきていたのだそうだ。
ハンズラボ株式会社では、「小売りの現場が生み出す小売業ソリューション」を掲げ、「喜ばれるオーダーメイドの仕組みを誰よりも早く、安く提供する」としている。

東急ハンズ ニュースリリース
http://www.tokyu-hands.co.jp/news/ハンズラボ株式会社
http://www.hands-lab.com/index.php