通過タイムのSNS投稿と広告を融合
株式会社電通と株式会社電通テックが18日、マラソン大会における参加ランナーの通過タイムをSNSに投稿できるサービスと、広告展開とを融合させた、新しいスタイルのコミュニケーションサービス「SOCIAL_MARATHON」(ソーシャルマラソン)を開発したと発表した。市民ランナーとSNSという、昨今高い関心をもつ人が増えている2つを組み合わせた注目のサービスだ。
まず、SNS投稿に関しては、ランナーのシューズなどに取り付けるタイム計測用の大会公式ICチップの管理データベースを活用。計測ポイント通過時に、自動的にそのタイムがSNSへ投稿できる仕組みになっているという。
ランナーはあらかじめ設定した「自分の目標タイム」と競い合うレースをSNS上で展開でき、その様子を見た友人などがリアルタイムに応援できる機能もある。
(プレスリリースよりサービスイメージ)
「京都マラソン2013」で実施・検証済み
協賛スポンサーはこのサービスを通じ、SNSに自動投稿されていく通過タイムや、友人・知人からの応援メッセージなどに、応援広告を表示することができ、市民ランナーとその応援者、ネット上の友人・知人などへ、タイムリーなアプローチが可能となっているそうだ。
このサービスは、今年3月に開催された「京都マラソン2013」において、プロモーション企画として実施されたそうで、その結果を検証すると、1人のランナーに対して平均50人へのリーチの獲得、平均11人のリツイートや「いいね!」ボタンを押すといった参加反応が確認できたという。
電通では、参加者の反応も良好であったことをうけ、今後国内の主要市民マラソン大会でこのサービスの導入を推進し、企業や団体に積極的なPR活動を行っていくとしている。

電通 プレスリリース
http://www.dentsu.co.jp/news/release/2013/pdf/