広告配信技術活用の社会貢献型新プラットフォームを提供開始
Yahoo! JAPANを運営するヤフー株式会社が11日より、同社の広告配信技術である「YDN」を活用した、新しいかたちの社会貢献活動支援を目的とするプラットフォーム「Links for Good~クリックで、世界を変える~」の提供を開始した。
YDNとは、Yahoo!ディスプレイアドネットワークのことで、Yahoo! JAPANや主要提携サイトのコンテンツページに広告を配信するヤフーのサービス。圧倒的なリーチと多彩な広告掲載方式、およびターゲティング機能により、その商品やサービスに興味がありそうなユーザーへ効果的に広告を表示するとしている。
積み重ねが世界を変える
「Links for Good」では、この技術を用いて、サイト訪問者の興味や関心にあったボランティアやチャリティーイベント、募金などの社会貢献活動情報を、NPO等からの提供を受けて掲載する。パソコン版、スマートフォン版のYahoo! JAPAN各ページ専用枠に表示させるという。
これにより、ボランティア活動に関心はあるけれど、どうすればよいかわからないといった人や、なんとなく問題意識があるが、行動するきっかけがないと感じている人などに、社会貢献活動の情報をつなぎ、さまざまな課題解決の手助けやきっかけとなることを目指していきたい考えだ。「Links for Good」というプロジェクト名にも、そうした少しずつの積み重ねで、世界を良い方向へ変えていきたいという思いを込めたという。
「Links for Good」の社会貢献活動情報は、Yahoo! JAPANの総PVの1%にあたる、月あたり約5億PVを目安に掲載を開始し、マッチング精度を高めながら順次拡大、継続していきたいとしている。
現時点では、NPOを支援する中間支援組織5団体からの情報と「Yahoo!ボランティア」「Yahoo!インターネット募金」、チャリティーオークション等に参加する団体の情報で、合計約200団体の活動を掲載開始している。今後その他の団体の活動や、他企業のCSR活動へも拡大していく予定としており、その参加団体や企業の追加募集は秋ごろに実施するという。最新情報は「Links for Good」のウェブサイト上で、順次案内される。

Yahoo! JAPAN プレスリリース
http://pr.yahoo.co.jp/release/2013/0611b.htmlLinks for Good
http://linksforgood.yahoo.co.jp/