スマホなどから操作が可能に
ソニーが5日、同社製のカメラをスマートフォンやタブレット端末から、Wi-Fi経由でリモート操作することを可能にする、モバイルアプリ向けのアプリケーション・プログラム・インターフェース(API)の公開を開始した。デベロッパーサイトの「Camera Remote Apps Developer Program」にて、「Camera Remote API beta」として公開されている。
サイトでは、アプリ開発に必要な仕様書やサンプルコード、関連ドキュメントをダウンロードできるようになっており、これを用いて作成されたアプリで、対応機種となっているカメラをWi-Fi経由でリモート操作することが可能となる。
APIは利用しやすいJSONベースで提供されており、プラットフォームに依存しない形式であるため、Android向け、iOS向け、Windows向けなどのアプリが作成できる。
注目の新機種含む8機種が対応、今後順次拡大予定
現時点で提供されているAPI「Camera Remote API beta」に対応する機種は、Wi-Fi対応の以下の8つ。
・アクションカム『HDR-AS30V』『HDR-AS15』
・ミュージックビデオレコーダー『HDR-MV1』
・デジタルスチルカメラ サイバーショット『DSC-QX100』『DSC-QX10』
・レンズ交換式デジタル一眼カメラα『NEX-6』『NEX-5R』『NEX-5T』
(ニュースリリースより引用)
発表されたばかりの新機種で、スマートフォンとの連携が前提となっている『DSC-QX100』も含まれている。
発表によると、このAPIを組み込むことにより、静止画および動画の撮影、スマートフォンやタブレット端末の画面上でのカメラのライブビュー表示、セルフタイマー、ズームといった操作が可能になるという。
対応機種は今後順次拡充していく予定で、アプリ開発者は同APIを用いて開発したアプリをGoogle PlayやApp Storeなどで公開・配信することができる。なお、API公開のデベロッパーサイトでは、開発にあたっての意見交換も可能となっている。

ソニー ニュースリリース
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/Camera Remote Apps Developer Program
http://camera.developer.sony.com/