モバイル端末でOffice文書を自在に編集可能
米Googleが現地時間の19日、ビジネス向けに提供してきた、Office文書編集アプリの「Quickoffice」を、Googleアカウントをもつすべてのユーザーに無償で提供すると発表した。Google PlayおよびApp Storeで配信されている。
「Quickoffice」は、Googleアカウントでログインし、スマートフォンやタブレット端末上で「Word」や「Excel」、「PowerPoint」のファイルを作成、表示したり、編集したりすることができるアプリ。ファイルはオンラインストレージの「Google Drive」に保存しておくことができる。Google Drive上でファイルを共有したり、特定のファイルにアクセスしたりすることも可能だ。PDF文書の閲覧にも対応する。
(画像は公式ブログ発表資料より)
ZIPフォルダー作成、グラフ表示も可能に
これまで「Quickoffice」は、有償の企業向けWebアプリサービス「Google Apps for Business」のユーザーのみに無料で提供されてきたが、今回のリリースでだれもが自由に使えるものとなった。
これまでのGoogle Apps for Business専用Quickofficeアプリは、各ストアから既に削除されており、現在あるのは一般提供用の最新版となっている。これまでのユーザーもこの一般最新版にアップデート可能だ。アイコンが新しいものとなっているので、アップデートされれば、ひとめで確認できるだろう。
最新版では、ZIPフォルダーの作成や、Excel、PowerPoint内のグラフ表示も可能となっている。
提供開始の記念特典として、9月26日までにこの「Quickoffice」アプリにGoogleアカウントでログインすると、Google Driveにおける10GBの無料ストレージが追加される(有効期間は2年)。

Google Official Enterprise Blog(発表資料)
http://googleenterprise.blogspot.jp/2013/09/Google Play : Quickoffice
https://play.google.com/store/apps/detailsApp Store : Quickoffice
https://itunes.apple.com/jp/app/id578386521