「さくらのクラウド」で手軽に使える時間課金導入
インターネットデータセンター事業を展開するさくらインターネット株式会社が27日、CPUとメモリを自在に組み合わせて使える同社のクラウドサービス「さくらのクラウド」において、1時間あたり9円からという時間課金を導入、10月1日より提供を開始すると発表した。
「さくらのクラウド」は、1コア1GBから最大12コア128GBまでのサーバと、SSDによるストレージ性能を誇るクラウドサービス。これまでその利用料金は、20日未満の利用の場合が日割料金での精算、20日の時点で月額料金が適用される仕組みとなっていたが、より手軽に使いたいというユーザの声に応え、1時間9円からの時間割料金を設定することとしたそうだ。
(画像はプレスリリースより)
設備完全分離の第2ゾーンの提供も開始、冗長システムの構築が可能に
時間課金導入後は、この課金制が全サーバプランで利用可能となり、1コア1GBプランが1時間9円、12コア128GBのマシンを1時間あたり474円で利用できるようになる。
さくらインターネットによると、これまでに比べ最大で約90%安くなり、従来の日割金額が24時間内の上限料金となっているので、短時間利用の場合はより安く、長く使った場合もこれまでと変わらないリーズナブルな料金になるプランだという。目安として、およそ10時間未満の利用の場合に時間割料金適用となるそうだ。
また、現在提供されている第1ゾーンとは設備、システムを完全に分離した第2ゾーンの提供も10月8日より開始するという。それぞれのゾーンは独立した設備・システムをもつため、万が一障害が発生した場合でも、影響が波及することがなく、堅牢な冗長システムを構築することが可能となっている。さらに、第1ゾーンと第2ゾーンの間のネットワーク接続を実現する「ブリッジ機能」の導入も11月以降に予定している。

さくらインターネット株式会社 プレスリリース
http://www.sakura.ad.jp/press/2013/0925_hour/