日本国内11月14日の発売が決定
株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は9日、TVでビデオ・動画配信サービスやゲームなど、さまざまなコンテンツを楽しむことのできる、新しいエンタテインメントシステム「PlayStation Vita TV(PS Vita TV)」を発表した。海外市場に先駆けて日本国内で発売するといい、11月14日より発売開始となる。
「PS Vita TV」は、約65×105×13.6mmというコンパクトサイズで、TVに接続するプレイステーションプラットフォームとしては最小の新端末。「プレイステーション ヴィータ(PS Vita)」のチップセットやシステムソフトウェアを採用しているが、本体に画面などはなく、TVに接続して別売のワイヤレスコントローラー「DUALSHOCK 3」で操作するものとなっている。
(画像はプレスリリースより)
TVの楽しみを拡大、多彩なエンタテインメントを提供
PS Vita用の各種ゲームや、ゲームアーカイブスの初代PlayStation、PSPの1300を超えるソフトウェアタイトルを楽しむことができるほか、「TSUTAYA TV」、「niconico」、「Hulu」、「スカパー!オンデマンド」、「TBS 世界遺産セレクション」、「DMM.com」、「テレビドガッチ」、「U-NEXT」などのビデオ・動画配信サービスを利用できる。また、PS Vita同様に、PlayStation Storeで提供されているビデオコンテンツにアクセスすることも可能だ。
PS Vitaの基本機能である、ウェブブラウザーやメール、ボイスチャットやテキストチャットが楽しめる「パーティー」のほか、定額制音楽配信サービスの「Music Unlimited」、IPサイマルラジオサービスの「radiko.jp」、電子書籍アプリの「Reader for PlayStation Vita」、Twitterから知りたい情報を見つけて楽しむアプリ「LiveTweet for PlayStation Vita」にも対応する。
さらに動画ストリーミング配信による、本格的なカラオケサービス「JOYSOUND.TV(仮題)」などの新規サービスにも対応するものとし、多彩で充実したエンタテインメント体験を提供するという。
アップデートでPS4リモートプレイにも対応
また、今後実施するシステムソフトウェアアップデートにより、PlayStation 4のリモートプレイやワイヤレスコントローラー(DUALSHOCK 4)にも対応するものとなるため、ほぼすべてのPS4専用タイトルがPS4と変わらない操作感で快適に楽しめるようにもなるとしている。
本体色はホワイト1色。CPUにARM Cortex-A9 core(4core)を、GPUにIMG SGX543MP4+を採用。内蔵メモリーカードは1GBで、本体にはPlayStation Vitaカードスロット、メモリーカードスロット、USB端子、HDMI出力端子、LAN端子を備えている。ワイヤレスは無線LANとBluetooth 2.1+EDRに対応する。
希望小売価格は9954円(税込)で、本体にワイヤレスコントローラー「DUALSHOCK 3」と8GBのメモリーカードをセットにしたバリューパックも用意され、こちらは14994円(税込)となっている。なお、対象期間中にバリューパックを購入したユーザーに、PlayStation Plusの「90日利用権」をプレゼントするキャンペーンも実施される。

SCE プレスリリース
http://www.scei.co.jp/corporate/release/