Mac MailやThunderbirdなどでも利用しやすく
米Microsoftは現地時間12日、同社の提供するWebメールサービスの「Outlook.com」でIMAPをサポートしたと発表した。プロトコルとして、新たにIMAPが利用できることとなり、Macの「Mail」アプリやThunderbirdなど、各種メールでOutlook.comが利用しやすくなっている。
これまでMacのMailでは、POPでしか利用できなかったため、既読・未読の管理ができず、サーバーに読み終えたメールが残ってしまうなど不便な点があり、利用しづらかった。IMAP対応となったことにより、利用設定を行えば、こうした問題点が解消されるという。
(画像はOutlook.com ログイントップ画面より参考)
認証方法として「OAuth 2.0」への対応も
Outlook.comでIMAPを利用するには、以下の設定を行う必要がある。受信メールサーバーは「imap-mail.outlook.com」に、ポート番号は「993」、暗号化「SSL」、送信メールサーバーは「smtp-mail.outlook.com」、ポート番号が「587」、暗号化は「TSL」とする。これでアクセス可能となる。
IMAPサポートに伴い、「OAuth 2.0」対応ともなった。これにより、サードパーティー開発者がOutlook.comを利用したアプリやサービスを提供することも可能となっている。Microsoftでは発表文で、そうしたサービスの例として、旅行の計画を整理する「TripIt」など7つを挙げて紹介している。

Microsoft Outlook Blog 発表文
http://blogs.office.com/b/microsoft-outlook/Outlook.com
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