Appleイベントで発表
米Appleが現地時間22日、イベントを開催し、最新OSとなる「OS X Mavericks」を正式発表した。Mac App Storeから無料でアップグレード可能となっており。すでに本日より国内Mac App Storeでも「アップデート」画面から利用できる。
「OS X Mavericks」の発表そのものは予想通りだったが、大半の予測が有料での提供を疑っていなかったため、無料アップグレードというこの設定は、イベント最大のサプライズだったといっても過言ではないだろう。
(画像はプレスリリースより)
MavericksはSnow Leopard、Lion、Mountain Lionユーザーに対しても無料提供され、ステップアップグレードの必要もない。もっとも古い対応Macでは、2007年の機種にまでさかのぼる。
この無料提供について、ソフトウェアエンジニアリング担当シニアバイスプレジデントであるCraig Federighi氏は、すべてのMacユーザーに、最新の機能、最先端の技術、そして最新のセキュリティを経験していただきたいと考えており、最善の方法はOSアップグレードを無料とすることであると判断、これにより新時代を開拓すると説明している。
搭載機能については開発者向け会議で発表された内容とほぼ同様で、iBooks、Map、Safari各新バージョン、マルチディスプレイサポートにFinderタブ、省電力・パフォーマンスのさらなる効率化を図った基本機能の改良などが主なポイントとされている。
iWork、iLifeも実質無料に
イベントでは、iWork、iLifeについても新バージョンが発表された。いずれも新規にMacおよびiOSユーザーとなる場合無料、既存ユーザーもMavericks、iOS7アップグレード後に無料アップグレードを利用できるようになっており、実質的にiWork、iLifeも無料となったといえる。
全アプリが64ビット対応で、iCloudに統合されている。iLifeのGarage Bandにおける楽器やサウンドはアプリ内購入で提供されるものとなった。

Apple Press Info : OS X Mavericks Available Today Free from the Mac App Store
http://www.apple.com/pr/library/2013/10/Apple Press Info : Apple Introduces Next Generation iWork and iLife Apps for OS X and iOS
http://www.apple.com/pr/library/2013/10/