共同作業がさらに簡単に!
米マイクロソフトは現地時間6日、ウェブブラウザから利用できるOfficeアプリケーションの「Office Web Apps」において、リアルタイム共同編集機能の提供を開始したと発表した。「Word Web App」「Excel Web App」「PowerPoint Web App」の各ウェブアプリで利用できる。
(画像は公式ブログ発表記事より参考画像)
この新たに搭載されたリアルタイム共同編集機能を使用すると、複数人で同時にドキュメント編集を行うことができる。プレゼンス表示機能では、他のユーザーが作業した結果をそのドキュメント内でリアルタイムに確認できるので、同じ箇所を複数のメンバーがバラバラに重複して編集してしまうといった心配がない。
また、テキストやフォーマットが変更されると、その変更内容はすぐに作業中の全員に反映されるため、複数ユーザーで同じページを開き、アイデアを出し合うといった使い方が簡単に実現するという。
さらに、こうして編集作業を行った内容は「Office Web Apps」にその都度保存されるようになり、他のメンバーによる編集内容もすぐにドキュメントに反映されるものとなっている。
さらなるアップデート計画も
このほかにも複数の機能更新が実施された。たとえば、「Word Web App」では書式設定機能が向上し、より洗練されたドキュメントの作成が可能となった。単語や語句の検索・置換、表へのスタイルと書式の適用、ヘッダー・フッターの挿入が新機能として追加されている。
「Excel Web App」ではセルのドラッグ&ドロップやシートの並べ替えなどの機能が、「PowerPoint Web App」では新しい画像トリミング機能がそれぞれ加わったほか、ファイル管理機能の強化も実施されている。
マイクロソフトでは、「Office Web App」について、今後数カ月でさらなるアップデートを行っていく予定といい、とくにAndroid搭載タブレットからの編集機能の開発に注力しているそうだ。

Office 365 technology (公式ブログにおける発表記事)
http://blogs.office.com/b/office365tech/archive/2013/