ケーブルテレビの新サービス「COTT」で展開
株式会社J.COTTは19日、米国カリフォルニア州に本拠地をおくTuneIn Inc. (以下、「TuneIn」)と提携を結び、J.COTTが全国のケーブルテレビ事業者と連携展開を準備しているスマートTVサービス「COTT」(ケーブル・オーバー・ザ・トップ)において、TuneInのインターネットラジオディレクトリーサービスを提供することを決定したと発表した。
「COTT」は、ケーブルテレビの新サービスとして、来年3月の提供開始を予定しているもの。「TuneIn」は、全世界10万以上のラジオ局を網羅し、“ラジオ界のGoogle”などとも評されている次世代ラジオ型サービスで、世界4,000万ユーザーが利用しているとされている。スマートフォンやタブレット端末のアプリとしても人気が高いものだ。
今回の提携により、「COTT」には「TuneIn」のインターネットラジオアプリケーションが標準装備され、COTTユーザーは自宅のテレビで手軽に世界中のラジオを聴けるようになるという。
ケーブルテレビ局ならではの特性から地域の国際化にも寄与
「TuneIn」は、現在のところ主に無料サービスを展開しているが、将来的にはプロスポーツ中継やライブ生放送といった有料中継サービスへの発展の可能性もあるといい、そうした世界のコンテンツを、日本の自宅のテレビで楽しめるといったポテンシャルも持っているとされている。
またJ.COTTの発表によると、ケーブルテレビ局としても、コミュニティFMを併設している場合、そのチャンネルコンテンツを「TuneIn」経由で全世界に配信することが可能となるため、地域情報をグローバルに発信できるという。
コミュニティFMを併設していない局の場合も、地域のイベントや各種情報をインターネットラジオとして、世界に中継配信することは可能なため、地域に密着したケーブルテレビの特性を活かし、その地域の国際化にも寄与できるとしている。

株式会社J.COTT プレスリリース
http://jcott.jp/pdf/131119-01.pdfCOTTサービスについて
http://jcott.jp/proving_test.htmlTuneIn 公式サイト
http://tunein.com/