まず米英でスタート
Twitterは米国時間の21日、テレビ番組についての話題を広告のターゲティングとすることを可能にする新機能「TV conversation targeting」(テレビ会話ターゲティング)の提供を開始すると発表した。同日の公式ブログ記事で明らかにしている。
この新機能によって、広告主は特定のテレビ番組についてTwitter上で話をしているユーザーに対し、「Promoted Tweet」を用いて関わりをもつことが可能となる。広告主がその番組スポンサーであるかどうかなどは関係なく利用できるという。
(公式ブログ発表より参考資料図)
ブラジルやカナダ、フランス、スペインにも近く展開を拡大予定
ブログ記事では、Twitterはテレビと互いに補完し合う面が大きいタイプのものであるとし、その広告利用効果の大きさを強調している。新機能はTwitterの会話マッピング技術を用いたもので、ごくシンプルに利用できるそうだ。
Twitterによると、ここ数カ月で、BetfairやDominos、British Sky Broadcastingといった広告主は、会話ターゲティングを用いて、Twitterユーザー数百万人にアプローチできているという。
また、TwitterのPromoted TweetをテレビCMと組み合わせたところ、メッセージの連想性が95%強まり、売り上げは8~16%増加、一方で顧客獲得のためのコストは、テレビCMのみに比べ36%の削減されたという調査結果も紹介している。
この広告主向け新機能は、まず米国と英国で提供し、順次展開を拡大させていく予定で、近くブラジルやカナダ、フランス、スペインにおいても導入されるという。

Twitter 公式ブログ 該当発表記事
https://blog.twitter.com/2013/