小学校高学年から中学生を対象に専用ストアを開設
株式会社ベネッセコーポレーションは16日、小学校高学年から中学生を対象とする、専門の電子書籍ストア「ブクフレ本」をスタートさせた。近年急速に変化する読書スタイルに対応し、小中学生が安心・安全に、より読書に親しめる環境づくりを目指す。
(画像はプレスリリースより)
「ブクフレ本」は、無料のiPad用アプリで利用できる。最大の特徴は「親子モード」機能を搭載している点で、ストアで表示する本を保護者があらかじめ選んでおくことが可能となっているほか、子どもの希望するコンテンツに対する購入リクエストを、保護者が確認・承認したうえで、書籍コンテンツの購入が成立する仕組みとなっている。
(画像はプレスリリースより)
専用ビューワーには、オリジナル気持ちボタン機能があり、ページごとに抱いた気持ちを気軽にメモ感覚で残していくことができる。読んだ際の気持ちのバイオリズムを、あとから見ても一目でチェックできるという。
まずは250タイトルの販売でスタートしており、参加出版社は株式会社あすなろ書房、株式会社岩崎書店、株式会社光文社、株式会社読売新聞東京本社となっている。
(画像はプレスリリースより)
読書体験を共有!SNSサービスの「ブクフレWeb」も開始
また、同時に読書体験をもとにコミュニケーションを図ることのできるSNS「ブクフレWeb」も公開した。パソコン及びタブレット端末に対応した無料Webサービスで、「ブクフレ本」とは独立したサービスとなっているため、いずれか一方の利用も可能である。
自分の読んだ本と感想を記録することが可能で、読書の好みが近い友だちを見つけてフォローすることにより「読みトモネットワーク」を作ったり、タイムラインで友だちが読んでいる本を把握したりすることができる。機能を活用することにより、効率よく興味・関心のある本を発見したり、読書体験の幅を広げていったりすることが可能だ。
タイムライン上の“読みトモ”仲間の読書活動に対し、「フレーフレー!」ボタンで応援の気持ちをおくることができる機能も搭載している。
先述のように「ブクフレ本」とは別サービスだが、ビューワーのオリジナル気持ちボタンと連動させることも可能で、読書時のシンプルな気持ち表現を友だちと共有することができる。こちらの「ブクフレWeb」サービスにも親子モードが用意されており、検索で表示される書籍ジャンルや対象年齢制限をあらかじめ設定することが可能だ。
ベネッセコーポレーションでは、今後も子どもの読書体験をより楽しく豊かなものにすることができるようなサービスの研究・開発に努めていくとしている。

株式会社ベネッセコーポレーション プレスリリース
http://blog.benesse.ne.jp/bh/ja/news/m/2013/12/16/docs/ブクフレ
http://www.bkandfr.jp/