NFC対応スマートフォンで利用可
株式会社NTTドコモは18日、韓国・ソウルに本拠地をおくeB Card Corporation(以下「イービーカード」)とともに、イービーカードが展開する韓国の電子マネーサービス「cashbee」をドコモのNFC対応スマートフォンでも利用できるようにアプリを開発、「モバイルcashbee」として提供を開始したことを発表した。
「cashbee」は、2010年12月に韓国ロッテグループのイービーカードが開発したNFC対応のプリペイド型電子マネーサービスで、韓国国内のロッテグループのデパートやコンビニをはじめとする店舗、地下鉄、バス、タクシーなど、約5.4万カ所に対応機器が導入されており、約500万人が利用しているという。
今年11月には、KDDIもイービーカードとともに、auのNFC搭載スマートフォンで「cashbee」を利用可能にすることを発表している。こちらは発表時点で2014年3月からの提供予定とされており、本格的なサービス開始は来年となる見込みだ。
(画像はプレスリリースより)
電子マネーサービスに加え、クーポンや情報の提供も
今回リリースされた「モバイルcashbee」は、Google Playからアプリをダウンロードし、初期設定画面で必要情報の登録を行ったうえで、クレジットカードから電子マネーをチャージすると利用可能になる。(チャージには別途手数料が必要。)
これにより韓国旅行の際などにも、現地通貨を現金で用意することなく、手持ちのスマートフォンを用いて、スピーディでスマートな決済ができる。
「モバイルcashbee」では、電子マネーサービスだけでなく、韓国ロッテグループの店舗で利用できるお得なクーポンの配信や、空港リムジンバスの時刻表、地下鉄路線図など、旅行者に役立つ情報提供も行っていくという。

株式会社NTTドコモ/eB Card Corporation プレスリリース
https://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/Google Play : モバイルcashbee
https://play.google.com/store/apps/details