世界最高のマーケティングクラウド創出へ
米カリフォルニア州に本拠地を置くソフトウェア大手Oracle(オラクル)は米国時間20日、マーケティングソフト企業のResponsysを買収することで合意したと発表した。買収額は1株あたり27ドルの15億ドルとなっている。
オラクルは今回の買収を通じ、販売・サービス・ソーシャルおよびマーケティングクラウドサービスを拡張する方針だ。Responsysは買収完了後、オラクルのEloquaに統合され、B2CやB2Bのビジネスモデルをサポートしていくこととなるという。買収は2014年上半期にも完了する見通しだ。
多くの企業が利用するResponsysの買収で注目集める
Responsysは1998年設立の、カリフォルニア州サンブルーノを拠点とする企業。電子メールを中心としたクロスチャネルマーケティングを展開し、さまざまな業界にわたる450社以上の企業が販売促進のため、同社のサービスを利用しているといわれている。LegoやLinkedIn、Southwest Airlinesなどもその顧客だ。
電子メールキャンペーンやソーシャルキャンペーン、モバイルキャンペーンの展開を支援するソフトウェアの開発を積極的に行い、ツール導入のみならず、企画・制作、運用アウトソーシングまでワンストップで提供するサポートサービスを行ってきた。
オラクルでは、それぞれの強みを活かし、世界のどのソフトウェア企業よりもCMOの役に立つサービスを提供していくとし、今後「Oracle Marketing Cloud」を強化すべく、積極的に投資していくとしている。

Oracle プレスリリース
http://www.oracle.com/us/corporate/press/Oracle and Responsys
http://www.oracle.com/us/corporate/acquisitions/