新サービスとして発表、まずは米国で提供開始
株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は8日、クラウド技術を用いた「プレイステーション」のストリーミングゲームサービス「PlayStation Now」(PS Now)を今夏より米国で提供開始すると発表した。なおこの正式スタートに先駆け、1月末より米国の各地域で、順次PS3上でのベータプログラムを開始するという。
「PlayStation Now」はサーバ上で動作するゲームをネットワーク経由でストリーミング配信するもの。クラウド型サービスであるため、対応機器を持つユーザーは、時間や場所を問わず好きな場所でゲームを楽しめる。外出先においてPlayStation Vitaでプレイしていたゲームの続きを、帰宅後にリビングのBRAVIAで楽しむといったことが可能だ。
利用はレンタルまたは定額制で、幅広いジャンルのゲームをプレイすることができるという。また、オンラインマルチプレイ、トロフィー、テキストメッセージの送受信などの各種機能にも対応している。
(画像はプレスリリースより)
CESのソニーブースにも出展
サービス開始当初は、PlayStation 3のゲームタイトルを、PlayStation 4とPlayStation 3向けに提供、続いてPlayStation Vita向けにも提供する予定となっている。
SCEによると、2014年中に米国で発売されるソニーの液晶テレビ「BRAVIA」(ブラビア)もこのPlayStation Nowに対応するほか、将来的にはPlayStationプラットフォームやソニー製品のみならず、さまざまなネットワーク対応機器にサービスの提供を拡大していく方針という。
米ラスベガスで現地時間1月7日より開催されている「2014 International CES」のソニーブースにも出展されており、こちらでPlayStation Nowをいちはやく体験できるようになっているそうだ。同ブースでは、『BEYOND:Two Souls』、『God of War:Ascension』、『The Last of Us(ラスト・オブ・アス)』や『パペッティア』(SCE Worldwide Studios)の4タイトルが、PlayStation Vitaおよびブラビア上でプレイ可能となっている。

株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント プレスリリース
http://www.scei.co.jp/corporate/release/