資料送信で近くの図書館から無料で読める!
歴史的史料価値の高い本や雑誌、昔読んだ懐かしい雑誌、参考にしたいけれど絶版となり手に入らなくなってしまった書籍……そんな読みたいけれど読めない書籍類といって思いあたるものがある人は少なくないだろう。
そうした人に朗報といえるサービスを国立国会図書館が1月21日より開始する。このサービスは「図書館向けデジタル化資料送信サービス」(図書館送信)で、国立国会図書館がデジタル化した資料のうち、絶版等の理由により入手困難となった資料を、全国の図書館へコンテンツとしてデータ送信するするものだ。
これまで国立国会図書館の施設である東京本館、関西館、国際子ども図書館内での利用に限られていたこれらのデジタル化資料を、今後は最寄りの公共図書館等で利用・閲覧できるようになるという。
約131万点!承認図書館で順次サービス開始
国立国会図書館では、収蔵する膨大な書籍や雑誌のデジタル化を進めてきたが、それらのうちの入手困難とされる資料、約131万点を今回、この資料送信サービスで、全国から利用可能なものにするそうだ。
利用できる図書館は、公共図書館、大学図書館等、著作権法第31条第1項の適用を受ける図書館のうち、国立国会図書館に利用申請を行い、承認を受けた図書館。発表によると、1月10日時点で93館から利用申請を受けているといい。これらの図書館で順次利用できるようになる見込みだ。
なお、利用できる資料と、対象となる図書館の一覧リストは、国立国会図書館の公式サイトで公開されている。

国立国会図書館 プレスリリース
http://www.ndl.go.jp/jp/news/国立国会図書館 図書館向けデジタル化資料送信サービス
http://www.ndl.go.jp/jp/library/service_digi/index.html