迷惑電話防止サービスの実証実験を実施
株式会社ウィルコムとトビラシステムズ株式会社は14日、ウィルコムの「迷惑電話チェッカー WX07A」(以下、「迷惑電話チェッカー」)を活用した「迷惑電話防止サービスの実証実験における覚書」を、千葉県柏市、千葉県柏警察署と同日付で締結したことを発表した。
実証実験は、2014年1月14日~2016年1月31日の期間で実施するという。モニターを募集して利用してもらい、千葉県柏市内で迷惑電話番号情報を収集する。柏市はモニター募集と迷惑電話番号情報の提供を、千葉県柏警察署は振り込め詐欺と思われる電話情報を受け、千葉県警を通じたその情報提供を担当し、ウィルコムは「迷惑電話チェッカー」の開発、販売、サービス提供、トビラシステムズは迷惑電話番号情報の管理、運営を、それぞれ行うものとなっている。
ひとり暮らしやお年寄りでも安心して利用できるように
「迷惑電話チェッカー」は、自宅の固定電話回線に設置するだけで、振り込め詐欺やしつこい勧誘電話など、悪質な迷惑電話からの着信を自動で警告するもの。音声と光を用いたアラームで危険度を知らせる。2013年7月にリリースしたもので、収集された迷惑電話番号の情報はトビラシステムズが管理し、サービスにおける番号の判別基準に用いられている。
固定電話用の「迷惑電話チェッカー」と、2013年11月14日より提供を開始したウィルコムのケータイオプションサービス「モバイル迷惑電話チェッカー」がある。
迷惑電話番号情報を、ユーザー全体で共有するため、初めてかかってきた知らない電話でも迷惑電話かどうか判別してくれるなど、手軽で安心して使えるサービスとなっている。かかってきた電話については、任意で拒否登録や許可登録を行うことも可能だ。
サービスの提供を通じて得られた迷惑電話番号情報は、2013年12月時点ですでに25,000件以上登録されているという。ウィルコムとトビラシステムズでは、今後さらにユーザー同士で迷惑電話番号情報を共有することにより、番号情報が追加され、利便性が向上、振り込め詐欺をはじめとした被害防止に寄与することが期待されるとしている。

株式会社ウィルコム/トビラシステムズ株式会社 プレスリリース
http://www.willcom-inc.com/ja/corporate/press/2014/迷惑電話チェッカー WX07A 製品情報
http://www.willcom-inc.com/ja/lineup/wx/07a/モバイル迷惑電話チェッカー
http://www.willcom-inc.com/ja/service/