世界最大の家電見本市が7日よりスタート
毎年1月に全米家電協会(CEA)が主催し、ネバダ州ラスベガスで開催されている世界最大級の家電見本市、Consumer Electronics Show(CES)が今年も現地時間の7日より開催される。展示会には150カ国から15万人以上が参加すると見込まれており、世界各国の企業がそれぞれの最新製品や技術を披露する予定だ。
今回の「CES2014」でも、昨今の家電見本市同様、インターネットと融合したスマート家電が中心的位置を占める。近距離無線通信(NFC)を取り入れた洗濯機や冷蔵庫など、スマートフォンでその動作状態を確認したり、調整したりすることができる家電製品が多数登場する。
LG電子では、家電製品とLINEを通じて“会話”できる「HomeChat」を披露するとしている。このサービスでは、洗濯機の調整や掃除機の設定、冷蔵庫の食品管理などがスマートフォンのLINEと連携して自然言語で行え、冷蔵庫の中身からオーブンがメニューを提案するなどといった家電同士の連携も可能となっているという。
4Kテレビやウェアラブル端末、自動車関連も続々
サムスン電子やLG電子、パナソニックなどからは4K技術を核にした最新のテレビが発表される予定だ。関心が高まっているウェアラブル端末製品も豊富に出展されるとみられ、今回スポーツ、ファッションなど様々な分野のウェアラブル端末関連製品を披露する、専用の展示場が別に設けられている。
モバイル端末と連動した最新テクノロジーの自動車開発も盛んなことから、自動車メーカーの参加も多く、9社が展示ブースを設置するとされている。
このほか、3Dプリントやロボット技術関連も多数の参加が見込まれている分野だ。CES2014の開催は1月7日~10日(現地時間)まで。

Consumer Electronics Show 2014 公式サイト
http://www.cesweb.org/homeLG電子 ニュースリリース(「HomeChat」出展について)
http://www.lgnewsroom.com/newsroom/contents/