大手百貨店から続々、地方百貨店・商業施設にも
株式会社スポットライトは6日、同社が展開する、スマートフォンを用いた新しい共通来店ポイントサービスの「スマポ」について、百貨店および商業施設の6社8施設に順次導入を開始していることを発表した。
「スマポ」は、スマートフォンに専用アプリをインストールし、提携する店舗に来店すれば、商品やサービスなどの購入を行わなくてもポイントが獲得できるサービス。iPhone向け、Android向けとそれぞれのアプリがApp StoreおよびGoogle Playで無償提供されている。
利用者は対象店舗で表示されるチェックインエリア内に入り、専用ボタンをタップするだけでOK。貯まったポイントは、商品券をはじめ、ポイントカードへのチャージなど、お得な特典に交換してもらえる。
スポットライトによると、2013年後半から、新宿タカシマヤ。PARCOなどの大手百貨店が「スマポ」を導入。今年に入ってからは、さらに藤井大丸、姫路 山陽百貨店、ヤマトヤシキなど地方百貨店も導入を決定したという。
共通ポイントでお得!サービスの拡大に注目集まる
「スマポ」は、利用者にとっては購入に関わらずポイントを貯めることができるため、街歩きを楽しみながら、普段は立ち寄らない店舗であっても、空き時間に足を運ぶだけで、自分の好きな特典を獲得することにつなげられるという独特のメリットがある。
店舗にとっては、簡単に設置可能なコンパクトな機械で導入することができるサービスであり、特許取得の技術である超音波通信システムとビーコンを活用しているため、施設内の任意の数カ所にチェックポイントを設けることが可能で、顧客を指定場所に誘導しやすいというメリットがある。年齢や性別など、顧客の属性を絞っての集客も可能だ。導入にあたり、レジ回りのオペレーションなどを変更する必要はないため、スタッフの教育といった新たな負荷も生じない。月額固定費用は無料で、ユーザーのチェックイン数による従量課金制となっているため、コストも最小限で済むという。
実際に導入した百貨店店舗のアンケートによると、40%の新規顧客の来店があり、これは同百貨店のセール実施時における新規顧客来店率と比較して約4倍の効果があったそうだ。また購買転換率も高く、「スマポ」によって新規で来店した顧客の53%が購買に至ったと報告されている。
両者にメリットをもたらす共通来店ポイントサービスの「スマポ」。今後のさらなる展開に注目が集まる。

株式会社スポットライト 発表資料
http://www.smapo.jp/news/2014/02/06/スマポ 公式サイト
http://www.smapo.jp/index.html