まずは佐賀県から利用可能に
株式会社NTTドコモは3日、同日より「ドコモ口座」を活用し、「ふるさと納税」を行うことができるサービスの提供を開始すると発表した。まず佐賀県への「ふるさと納税」が可能となっている。
「ドコモ口座」は、ドコモの携帯電話やスマートフォン同士での個人間送金や、オンラインゲームおよびネットショッピングでの支払いを行うことができるもので、これまでには大規模災害発生時の募金などにも活用されてきた。Pay-easy(ペイジー)対応の金融機関またはコンビニエンスストアから入金して利用できる。入金手数料は無料で、残金は携帯電話料金の支払いに充てたり、銀行口座へ払い出したりすることも可能だ。
(画像はニュースリリースより)
「ふるさと納税」がぐっと手軽に、対応地方自治体の拡大目指す
今回提供される「ドコモ口座」を活用した仕組みにより、地方自治体への「ふるさと納税」がぐっと簡単に行えるようになる。
通常「ふるさと納税」を行う場合、申込書類の用意や寄附金の送付など、寄附先の自治体ごとに指定された各種手続きを自ら行わなければならない。だが、この「ドコモ口座」を活用した方法では、決済までの手続きがすべてスマートフォンの一画面で完結する。寄附金は1円単位で設定できるほか、寄附手数料もかからない。支払い方法では、ドコモ口座の入金分から支払う「ドコモ口座払い」だけでなく、毎月の携帯電話料金と合算する「電話料金合算払い」も選択できる。
「ふるさと納税」は、任意の地方自治体を選んで寄附が行えるもので、2,000円を超えると、一定限度額まで住民税・所得税の控除が受けられる制度。多くの場合、寄附者にはその地方自治体から、特産品などのお返しが届けられるといった特典も用意されている。
NTTドコモでは、今後こうした「ふるさと納税」が行える、対応地方自治体の拡大に向けて取り組んでいくほか、「ドコモ口座」を活用したさまざまなサービスを検討し、さらなる顧客の利便性向上を目指すとしている。

株式会社NTTドコモ 報道発表資料(ニュースリリース)
https://www.nttdocomo.co.jp/info/