18の企業とグループが参加、「WifiForward」誕生
昨今の急速なモバイル技術の進展と、大量のデータを用いるユーザーへの対応のため、米国でWi-Fiの理想的な利用拡大を目指す新団体が設立された。現在、18の企業とグループが参加を表明している。
設立されたのは「WifiForward」という団体。GoogleやMicrosoft、Motorola Mobilityのほか、ケーブルテレビ会社のComcast、Time Warner Cable Enterprises、世界最大の家電量販店であるBEST BUY、全米家電協会(CEA)などが参加企業・グループに含まれている。
新たな周波数の割り当ても?今後の進展に期待
公式HPにおける発表によると、「WifiForward」は、Wi-Fiのスペクトラムクランチを緩和し、未認可の周波数帯を新たに開拓することで、Wi-Fi品質のさらなる向上を促すため、さまざまな企業、団体、公共の機関によって構成された連合団体であるとされている。
また、その活動の具体的な目的として、既存の未認可周波数帯の指定を強化し、保護すること、低・中・高とさまざまな周波数帯における開放を促し、特別な許認可なしに利用できるようにすること、成長と発展を奨励し、透明性のある分かりやすいルールを確立していくことが掲げられている。
今後「WifiForward」では、米政府への陳情活動などを実施し、新たな周波数帯の割り当て、開放を求めていくとみられている。この活動により、現在のネットワーク負担が軽減され、より快適な利用環境の構築がなされるか、期待が集まるところだ。

WifiForward
http://www.wififorward.org/