SDKの組み込みだけでOK!簡単高機能化
ITソリューションプロバイダの日本システムウエア株式会社(NSW)は12日、スマートフォン向けBaaS(Backend as a Service)として、「ポスモバ」の提供を開始したと発表した。Android向け、iOS向けのいずれのアプリにもバックエンド機能を簡単に付加することができる。
「ポスモバ」は、モバイルアプリ運用における情報管理やプッシュ配信などのバックエンド機能をクラウドで提供する新サービス。アプリに提供されるSDKを組み込むだけで、サーバー機能の構築を行わずに、端末に対しての情報配信をはじめとする機能の実装を実現し、効率的に高機能なモバイルアプリを開発することが可能だ。
(画像はプレスリリースより)
O2Oサービス運用のサポートが充実、外部機器との連携も考慮
これまでの一般的なBaaSと比較して、とくに「ポスモバ」は位置連動配信やクーポン配信など、O2Oサービスでの利用を想定した機能が充実している。また、BLE(Bluetooth Low Energy)タグなどの外部機器との連携も考慮した設計となっている点も特徴的だ。
たとえば、配信日時を指定したプッシュ通知や、URLおよびJSON形式の独自データを付加したプッシュ通知、アプリで取得した属性情報やCSVファイルを用いた配信対象を絞り込んでのセグメント配信、URLリンクを用いた視覚効果の高いコンテンツの配信などが可能だ。
指定エリア内にある端末に限定して通知・配信を行うなどの位置情報連動機能や、BLEで端末がビーコンを検知したタイミングで関連付けられたクーポンや情報などを取得するようにできるビーコン連携機能、通知の配信数や開封数などを分析し、集計結果をダウンロードできる配信分析機能なども備える。
また「ポスモバ」は、NSWが提供しているモバイルO2Oサービスと連携しており、モバイルアプリによる循環型マーケティングを実現。アプリの企画・開発からサービス運用まで幅広くサポートできるとされている。

日本システムウエア株式会社 プレスリリース
http://www.nsw.co.jp/topics/tpcs_20140312ポスモバ 公式サイト
http://posmob.nswmps.jp/モバイルO2Oサービス 案内ページ
http://o2o.nswmps.jp/