クラウドソーシングで翻訳、電子書籍化して提供
株式会社エニグモは7日、この世界中に眠る数々の本やコンテンツをクラウドソーシングで翻訳し、電子書籍で販売提供するという新プラットフォーム型サービス「BUYMA Books」(バイマブックス)をグランドオープンさせた。実際に翻訳済みの電子書籍販売が開始されている。
「BUYMA Books」は、著者や出版社が翻訳したい著作物を登録すると、「BUYMA Books」に参加する翻訳会員が母国語に翻訳、電子書籍化してWebサイト上から世界中に販売・配信するもの。翻訳会員はプレオープン期間ですでに数百名が登録し、活動しているという。
ユーザーは、任意の翻訳済み電子書籍を購入したら、「BUYMA Books」のビューアーアプリでダウンロードして閲覧することができる。アプリはiPhone、iPod touch iOS 7以上が対応で、利用料は無料。App Storeより提供されている。なおiPad版ビューアーアプリも近日リリース予定という。
(画像はプレスリリースより)
複数言語対応の電子書籍取り扱いサービスへさらに拡充予定
「BUYMA Books」ビューアーアプリでは、ページ送りを縦方向、横方向で選べるほか、文字サイズや背景色を変更することもできる。コンテンツ詳細ページから、無料サンプルをダウンロードして試し読みしたり、Eメールで本の情報を送信したり、Facebookでシェアしたりすることも可能だ。さらに書籍の一部をハイライトで強調保存し、その内容を一覧管理したり、ハイライト部分を引用して「BUYMA Books」のWebサイトやFacebookでシェアしたりすることも可能となっている。
エニグモの発表によると、「BUYMA Books」は、世界中の著作物を翻訳対象としているが、まずは日本語の書籍や著作物を翻訳し、英語圏・中国語圏を主要エリアに販売展開していくという。そして地域別にマーケティングノウハウを蓄積しつつ販売エリアを拡大させ、将来的には複数の言語に対応するグローバル・サービスへと成長させていきたいとしている。今後の展開にも期待したい。

株式会社エニグモ プレスリリース
http://www.enigmo.co.jp/wp-content/uploads/2014/BUYMA Books 公式サイト
http://www.buymabooks.com/?af=600App Store : BUYMA Books
https://itunes.apple.com/jp/app/buyma-books/