世界初!パロニムが新技術のサービスを発表
動画市場における最先端技術の開発・提供などを進めるテックベンチャー、パロニム株式会社(以下、パロニム)は4日、ライブストリーミング配信中に簡単操作で情報を付加できる世界初のサービス「TIG LIVE」をリリースすると発表した。
配信者側が視聴者に紹介したい商品の値札(JAN/QR/RFIDタグなど)をリーダーにかざして読みとるだけで、その商品購入ページへの導線を画面に表示させ、スムーズなライブコマースが可能になるという。
パロニムでは、映像内のコンテンツ、さまざまな“知りたいモノ・コト”にタッチするだけで、より詳細な情報提供シーンへと展開・誘導できる独自の次世代インタラクティブ動画技術を開発し、提供してきた。
昨今は新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、これまで以上にEコマースの強化や、リアル店舗販売からのECシフトを掲げる企業が増加しているが、世界的潮流として、とくにナチュラルな接客と購買体験を叶えるリアルタイムでの動画配信販売、ライブコマースへの注目が高まっている。
ニーズの高まりから、多様なライブコマース向け配信プラットフォームが誕生しているが、その多くは商品を紹介するライブ配信動画のコンテンツとアイテム、その購入ページを直接紐付けることができず、視聴者にとっては直感的購入体験とならない、配信者にとっては決め打ち商品しか紹介できない、PC操作のプロセスが煩雑でストレスもハードルも高いなど、改善すべき課題が残されたままとなっているのが実情だ。
「TIG LIVE」はこうした課題を解消し、配信者負担を最小限としつつ、まるでリアルに店舗スタッフと会話をしながら買い物をしているような体験を創出、ライブコマースに革命を起こすことを目指す。
台本不要!ブース不要!スマホ1台で始めるリアルライブコマース
「TIG LIVE」を用いれば、ライブコマース中に商品紹介を行う際、該当アイテムの値札を手のひらサイズのコンパクトなリーダーにかざすだけで、ユーザー視聴画面へ商品購入ページなどへ遷移するためのアイコンを表示させられる。
面倒で複雑なPC上での操作、プログラミングなどは一切必要ない。配信者に特別なスキルがなくても始められ、異なる商品を案内してしまったり、画面遷移でもたつきユーザー体験を阻害したりすることがなくなる。
また、決まった商品だけでなく、自社の在庫管理システムと「TIG LIVE」の管理システムを紐付ければ、ユーザーからのコメントやリクエストに沿いながら、全商品を対象に、求められたアイテムを紹介・販売できる。
TVショッピングのように細やかなストーリー立て・台本制作を行う必要もなく、在庫のある商品をアドリブで、リアルなニーズに合わせてその場で紹介・配信していくことができるため、手軽でユーザーフレンドリーなライブコマースを展開できるとされる。
配信中に「TIG LIVE」プラットフォームで4択アンケートなどを実施することも可能で、コメント機能では一部の質問者とのコミュニケーションに偏ってしまいがちな問題もカバーし、全視聴者との距離感を縮めながら、投票結果をもとに進行していくといったことができるという。
さらに、これまでは固定ブースでライブ配信が行われるケースが多かったが、「TIG LIVE」の場合、スマートフォンとコンパクトなハンディタイプのリーダーをBluetooth接続し、それを持ち出して配信することができるため、リアルな店舗の内外を自由に歩き回りながら紹介するなど、ロケレポ風の演出が簡単に行えるようになっている。
より簡単で臨場感にあふれ、視聴者・購買者にとっても楽しいインタラクティブなライブコンテンツとして配信することができるだろう。
「TIG LIVE」リリース第1弾として、『ABC-MART GRAND STAGE×NIKE』と題し、「ABC-MART GRAND STAGE渋谷109店」からNIKEの人気アパレル、シューズを紹介するライブコマースが11月10日、21:30頃から実施される。
注目度の高いライブコマースの体験をグレードアップさせ、より実用的なものとする「TIG LIVE」に注目だ。
(画像はプレスリリースより)

パロニム株式会社 プレスリリース
https://www.paronym.jp/news/4200/パロニム株式会社によるプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000036.000048492.html