果樹園向け運搬補助ロボットの改良に活用
株式会社マップフォーは、2020年11月4日、自律走行ロボットの制御システム開発に関する提携を行うと発表した。
同社は名古屋大学発のベンチャー企業であり、今回の提携は同社の技術・知見を果樹園向け運搬補助ロボットの改良に活用するためのもの。提携は、株式会社ソミックマネージメントホールディングスおよび株式会社ソミック石川との間で行われる。
3次元地図や位置推定技術を開発しているベンチャー
株式会社マップフォーは、自動運転システムのための3次元地図や位置推定技術を開発しているベンチャー企業。SLAM(Simultaneous Localization and Mapping)技術および複合航法技術には特に強みを持ち、3次元LiDARを用いた地図作成システム『MapIV Engine』や、低コストセンサーを用いたオープンソース複合航法システム『Eagleye』などを開発している。
今回同社が提携を行う2社は、走破性・汎用性の高い自動走行車台を開発し、サービスロボットの分野における製品化を共に目指してきた経緯を持つ。2020年9月には、重筋作業を自律走行ロボットにより自動化するサービス『SUPPOT』のテストマーケティングも開始。農林水産省主導の『スマート農業実証プロジェクト』にも参画している。
技術を用いた新たな価値創出に貢献
3社の提携は、『スマート農業実証プロジェクト』において行われるもの。運搬補助ロボットを果樹園向けに改良・導入管理をしていくにあたり、株式会社マップフォーが強みとする3次元地図・自己位置推定技術が活用される。
同社は今後も、技術とノウハウを総結集することで、3次元地図技術を用いた新たな価値創出に貢献するとしている。
(画像はプレスリリースより)

自律走行ロボット開発においてソミックマネージメントホールディングスと提携 - 株式会社マップフォー
https://www.map4.jp/20201104