空いた壁面にアート作品を描く
2020年10月28日、東急株式会社(以下、東急)の社内ベンチャーである「ROADCAST」と、TISインテックグループのTIS株式会社(以下、TIS)は、共同で事業を立ち上げると発表した。
この事業は、渋谷エリアにおける店舗の空いている壁面を利用し、アート広告などを描くことで有効に活用しようというものである。
なお、この事業は、「WALL ARD(ウォール・アード)」事業とよばれ、実証実験として、2020年11月2日(月)から開始することとなっている。
落書きの標的になっている事実
現在、渋谷では空き店舗や、裏通りに隣接するビル、さらには住居の壁面にまで落書きをされる、という悩みを抱えている。
一部の人たちによる、いたずらや、アートと称して勝手に描いているが、れっきとした犯罪である。しかし、壁面ということで有効に活用する案が見つからず、現状では放置されている。
この事業では、壁面を借り上げ広告スペースとすることで、有効活用されることとなり、人の目が行き届くことでの広告効果に加え、防犯対策にもつなげようという目的がある。
なお、広告の上に落書きをされた場合は、借り主である東急が消すことになっている。
(画像はプレスリリースより)

東急株式会社
https://www.tokyu.co.jp/image/news/pdf/20201028-1.pdf