東急リゾーツ&ステイの施設において実施
株式会社トライエッティングは、2020年12月17日、AI技術を活用したシフト作成自動化の共同実証実験を開始したと発表した。
同社は、名古屋大学発のAIベンチャー企業。今回開始された実証実験は、東急不動産グループに属する東急リゾーツ&ステイ株式会社の施設において実施されるものであり、「組合せ最適化」のアルゴリズムを活用する形で複雑なシフト作成の自動化が目指される。
「知能作業」の自動化に取り組むトライエッティング
株式会社トライエッティングは、名大発AIベンチャーとして「知能作業」の自動化に取り組んでいる。人間にとっては膨大・多様であり過ぎるデータ関連業務を、同社はAIによって自動化。ノーコードAIクラウド『UMWELT』を主としてこうした事業を展開し、現在では業界のトップランナーを自認するに至っている。
今回開始された実証実験では、同社が持つ「組合せ最適化」を用いたアルゴリズムと、東急リゾーツ&ステイ株式会社が持つ施設運営ノウハウを融合。シフト作成業務や適正配置の自動化についてその有効性を検証し、将来的には東急不動産グループの幅広い事業領域への技術適用も行うとしている。
「組合せ最適化」技術の知見を有する立場を活かして
多くのレジャー施設では、1施設の中に複数のセクションを擁しており、また雇用するスタッフのスキルも多様であるため、シフト作成にかかる時間が甚大なものとなる。今回の実証実験は、このシフト作成を「組合せ最適化」のアルゴリズムによって解決すべく、実施される。
株式会社トライエッティングは今後も、「組合せ最適化」技術の知見を有する立場を活かし、技術開発と価値提供機会のさらなる拡大を目指すとしている。
(画像はプレスリリースより)

「組合せ最適化」のアルゴリズムを活用して 複雑なシフト作成自動化の実証実験を開始 - 株式会社トライエッティング
https://www.tryeting.jp/topics/406/