オンラインの手軽な相談でトラブルを防止
福岡市雇用労働相談センターは、2021年2月5日、無料労務診断サービス『Fukuoka ZeroDock』を正式にリリースしたと発表した。
同サービスは、スタートアップ企業が対話アプリ『LINE』上にて労務・法務に関する相談を行うことができるというもの。企業の成長過程で発生しがちなトラブルなどを、オンラインの手軽な相談により未然に防止するとしている。
労務・法務整備が疎かになりがちなベンチャー
福岡市雇用労働相談センターは、全国7箇所に設置されている雇用労働相談センターのうちのひとつ。労使間のトラブル等防止を目的として設置されており、ベンチャー企業が直面する雇用ルールに関する悩みなどに対して、弁護士・社会保険労務士が無料で相談に応じている。
同センターは、事業・組織の双方が同時かつ急速に拡大するベンチャー・スタートアップ企業では、労務・法務面の整備が疎かになりがちであることを憂慮。この整備の不備は、将来の事業成長を大きく阻害する可能性もある。
そのため同センターは、若い世代に親しまれている『LINE』を活用し、簡単かつ手軽に労務・法務課題を診断するサービスとして『Fukuoka ZeroDock』を開発するに至った。
雇用労働相談センター初の取り組み
『Fukuoka ZeroDock』は、福岡市雇用労働相談センターの『LINE』公式アカウントを友だち追加するだけで、受診が可能となる。
表示される設問に「はい」か「いいえ」をタップして回答するだけで入力は完了し、受診後には弁護士によるコメントが記載された診断票が『LINE』を通じて送付される。
なお『Fukuoka ZeroDock』は、全国の雇用労働相談センターの中では初めて『LINE』を活用した取り組みである。
(画像はプレスリリースより)

労務・法務課題をカンタン無料診断 『Fukuoka ZeroDock』をリリースしました - 福岡市雇用労働相談センター
https://fukuoka-ecc.jp/zerodock_release_210205/