リリース直後から大反響!17歳ベンチャーの挑戦
フィンテックベンチャーのワンファイナンシャル株式会社は12日、レシート買取アプリ「ONE」をリリースした。対応OSはiOS 11.0以降で、App Storeより無料でダウンロードできる。
「ONE」は、日常生活の消費行動に伴って発行される、スーパーやコンビニエンスストア、飲食店などのレシートを、どんなものでも1枚10円で買い取るというアプリ。利用はごく簡単で、端末にアプリをインストールして登録を行ったら、あとはレシートの写真を撮影しさえすればよい。撮影してデータを提供すると、アプリ内ウォレットに10円が振り込まれるという仕組みだ。
1日に撮影できるレシートは10枚までだが、ウォレット内に貯まったお金は、ユーザーが好きなタイミングで出金できる。三井住友銀行や三菱東京UFJ銀行、ゆうちょ銀行、みずほ銀行など国内ほぼ全ての民間金融機関に対応しているといい、手軽にお小遣いへと変えられる。ただし、振込手数料として1回あたり200円を負担する必要がある。
現在はサービス一時停止中
「ONE」で提供したレシートのデータは、個人が特定されないかたちの決済データとして、消費傾向を把握したい企業などに販売される。10円はその対価としてユーザーに還元される仕組みだ。
この「ONE」をリリースしたワンファイナンシャルは、弱冠17歳の起業家、山内奏人氏がCEOを務めるベンチャー企業で、斬新なアイデアによるフィンテック関連のアプリ開発を手がけている。
12日に公開された「ONE」は、リリース直後から大反響となり、サービス開始からわずか16時間ほどでダウンロード数約8.5万、約7万人のユーザーから24.54万枚のレシートを買い取ったという。
その後、想定を超えるユーザー数の急増を受け、本人確認作業などに困難をきたすところとなってサービスは一時ストップ。作業処理の完了までに最長1カ月を要する見込みとされ、買取再開の具体的見通しは立っていないが、発想の面白さに惹かれる人は多いだろう。「ONE」アプリおよびワンファイナンシャルの今後が注目される。
(画像はプレスリリースより)

ワンファイナンシャル株式会社 プレスリリース
https://www.wow.one/news/20180612.pdf