MercuryNews.comによると、カリフォルニア州サニーベールに拠点をおく企業向けワイヤレスネットワークプロバイダのメルネットワークスが来週ナスダックに株式を公開するかもしれない。これは新規公開(IPO)が活気づいている一つの指標である。
続々と株式公開するシリコンバレー企業
他にも電気自動車メーカーのTelsa Mortors,ソーラーフィルムのSolyndraがウォール街で株式公開準備中のシリコンバレー企業のリストのトップを飾り、注目を集めている。
2008年、2009年には休眠状態であったIPO市場の回復はシリコンバレーの革新的な経済の健全性にとって欠かせないこととされている。ウォール街へのデビューはベンチャー投資家にとって大きな利益をもたらし、更なる新規事業への投資を促進するのである。
メルネットワーク社の設立から新規公開まで
メル社は2002年に設立され、Tenaya Capital, Clearstone Venture Partners, NeoCarta他から1億ドル以上の資金を調達してきた。もしメル社が株式公開すればベンチャー投資家に支援されたベイエリアの会社ではこの3週間で3社目となる。
メル社の公開予定金額自体はそれほど大きなインパクトを与えるものではなく、440万株を13ドルから15ドルで公開して6,100万ドルの資金を確保しようという内容である。中央値の14ドルで計算すると、同社の時価はは2億900万ドルとなる。
ある投資家は注目を集めているTesla社よりむしろメル社のIPOの方が技術産業の健全性のよい指標となるだろうと語る。
インターネット関連企業の株価上昇
パロ・アルトを拠点としたフィナンシャルエンジン社は3月16日のナスダック公開から株価が40%上昇した。同社にはNew Enterprise AssociatesとOak Hill Capitalが出資している。
水曜にはブロードバンドコミュニケーションのハードウェアとソフトウェアのメーカーであるCalix社の株価がニューヨーク証券取引所への公開直後に10%以上も急上昇した。同社にはFoundation CapitalとAzure Capitalが出資している。

Sunnyvale's Meru Networks provides more evidence the IPO market is heating up
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