ギャラリーの営業自粛や休廊を救うオンライン売買
株式会社TODOROKI(以下TODOROKI)は、ギャラリー出店型アートマーケットプレイス「Art Scenes」による新型コロナウイルスサポートプログラムの延長を決定した。
「Art Scenes」は、アートに関わるすべての人のためのウェブサービスで、ギャラリーが厳選したアートをオンライン上で紹介して販売する、日本最大級のアートマーケットプレイス。緊急事態宣言の延長に伴い、営業自粛や休廊となるギャラリーも多く、アーティストは作品の発表や販売の場を失ってしまっている。
TODOROKIは、この状況を踏まえて「Art Scenes」の機能を引き続き、無償で提供する。対象ギャラリーは、作品をオンラインで売買できる機能や、展覧会のウェブビューイング機能など、すべての機能を無償で利用可能。
作品売買のサービス手数料は0%となるので、決済手数料5%のみで作品売買をすることができる。
1,000万円前後のアートのオンライン購入も増加
開催中のオンラインギャラリーモール「AFT Art Hunting」についても、5月31日まで期間延長することになった。5月7日現在、103のギャラリーが2,000以上の作品を販売・紹介し、アクセス数は40万を超えている。
「AFT Art Hunting」は、会場という空間でのイベントによるアートフェアだけでなく、インターネット技術によってアートマーケットの拡大を目指す新しいサービス。
販売の状況に関して、開始当初は100万円以下の作品が主であったが、最近ではオンラインでアートを購入することの心理的障壁が少なくなってきたせいか、1,000万円前後のアート作品への商談も増えているという。さらに、アート作品をこれまで購入したことのない新しい顧客層の開拓も進んでいる。
TODOROKIは、日本におけるアート市場を1兆円規模へ拡大することと国際競争力の強化を目指し、「アートを買う」という文化の醸成にチャレンジするART TECHベンチャー。
コロナ後を見据えたデジタルトランスフォーメーション(DX)を実行し、直接的な販売サポートだけでなく、ホームページ運用の効率化支援なども実施していく。
(画像は株式会社TODOROKIホームページより)

株式会社TODOROKI
https://tdrk-inc.co.jp/Art Scenes
https://art-scenes.net/ja/