東工大発のバイオインフォマティクスベンチャー
株式会社digzymeは、2020年5月29日、シードラウンドにて総額約3000万円の資金調達を実施したと発表した。
同社は、あらゆる有用化合物のバイオ生産を可能にする情報基盤の開発を目指す、東工大発のバイオインフォマティクスベンチャー。今回の資金調達は、株式会社ReBoostらを引受先とする第三者割当増資により実施されている。
有用化合物の新規バイオ生産開発を促進
digzymeは、生命科学研究のビッグデータを解析することにより、有用化合物の新規バイオ生産開発を促進しているベンチャー企業。開発支援の一環として、酵素反応の逆合成解析と遺伝子探索を同時に行うサービス『digzyme Moonlight』の提供も手がけ、有用化合物生産に向けた共同研究も大手企業複数社と開始している。
同社はまた、Webブラウザなどから無料で簡単に酵素反応の逆合成解析を行うことができるサービス『digzyme Moonlight Cloud』の開発も推進。同サービスでは、ターゲット化合物を入力するだけで原料候補の化合物との間を結ぶ推定反応経路を得ることができるという。
技術力や利便性の認知拡大を目指す
今回調達した資金についてdigzymeは、『digzyme Moonlight Cloud』などCloud版サービスの強化に活用する予定。サービスの提供を通じて、技術力や利便性の認知拡大を目指すとしている。
同社は今後も、酵素反応化学の新たな可能性を開拓し、有用化合物のバイオ生産系開発を推進するとしている。
(画像はプレスリリースより)

株式会社digzyme
https://www.digzyme.com/digzyme、総額約3000万円の資金調達を実施 - PR TIMES
https://prtimes.jp/main/html/rd/p