再配達問題の緩和などに取り組むベンチャー
株式会社PacPortは、2020年5月26日、米マイクロソフト社が提供するスタートアップ支援プログラム『Microsoft for Startups』に採択されたと発表した。
PacPortは、IT技術を活用する形で宅配業界における再配達問題の緩和などに取り組むベンチャー企業。『Microsoft for Startups』は、新しい顧客やチャネルパートナーとスタートアップとを繋ぐプログラムとなっている。
「ラスト ワンマイル」「ファースト ワンマイル」
近年、通販需要の拡大とフリマアプリの取引件数増加により、宅配事業者は大きな負担を強いられるようになった。こうした状況に対応すべくPacPortは、再配達を不要にする自動受け取り型IoT宅配ボックスを開発。物流における「ラスト ワンマイル」ソリューションとして展開している。
同社はまた、集荷需要の増大が出荷者の負担にもなっていることに着目。「ラスト ワンマイル」のみならず「ファースト ワンマイル」における課題も解決すべく、非対面出荷システムの提案も開始している。
これらの事業がマイクロソフト社に評価され、PacPortは『Microsoft for Startups』に採択されるに至った。
事業拡大に適した専用のリソースが提供される
『Microsoft for Startups』は、グローバルなエコシステム構築を目的とするスタートアップ支援プログラム。採択された企業には、マイクロソフト社のテクノロジーや事業拡大に適した専用のリソースが提供される。
この採択を受けPacPortは、今後はマイクロソフト社のエコシステムの一員として新たなビジネス需要を積極的に開拓するとしている。
(画像はPacPortの公式ホームページより)

マイクロソフトのスタートアップ支援プログラム『Microsoft for Startups』に採択 - 株式会社PacPort
https://www.pacport.com/news/20200526/