ベンチャーコミュニティの活性化が目的
合同会社DMM.comは、2020年6月8日、同社のコーポレートベンチャーキャピタル『DMM VENTURES』において、Mantra株式会社への出資を決定したと発表した。
『DMM VENTURES』は、ベンチャーコミュニティの活性化を目的としてDMM.comが展開している、マイノリティ出資の取り組み。出資が決定したMantraは、マンガ専用の機械翻訳技術を開発している。
DMMグループが保有するノウハウなども提供
DMM.comは2018年10月、若手起業家の支援を行うために『DMM VENTURES』を立ち上げた。この『DMM VENTURES』では、事業シナジーなどを目指さず、次世代を担う人材への投資を目的として設定。長期的な視点で起業家を支援すべく、エンジェル出資を手がけている。
『DMM VENTURES』では、出資比率1%~5%を基準として1000万円が上限のマイノリティ出資を展開。また出資先のベンチャー企業には、DMMグループが保有する事業・テクノロジー・マーケティングのノウハウなども提供している。
「世界の言葉で、マンガを届ける」Mantra
今回『DMM VENTURES』が出資を決定したMantraは、マンガに特化した高速翻訳システム『Mantra Engine』を開発しているベンチャー企業。「世界の言葉で、マンガを届ける」というビジョンを掲げ、機械学習・情報処理分野の優れた才能を活かして独自の画像認識・機械翻訳技術を開発している。
『DMM VENTURES』は今後も、積極的にベンチャー出資を継続するとしている。
(画像はプレスリリースより)

『DMM VENTURES』 マンガ専用の機械翻訳技術を開発する、Mantraへの出資を決定 - 合同会社DMM.com
https://dmm-corp.com/press/press-release/28886