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2024年05月19日(日)
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オンライン診療の情報不安解消へ!DNPが画像色補正サービス提供

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オンライン診療の情報不安解消へ!DNPが画像色補正サービス提供

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オンラインでも精度の高い診断を可能に
大日本印刷株式会社(DNP)は5日、オンライン診療向けの「画像補正サービス」提供を開始すると発表した。患者に小型カラーチャートの「CASMATCH(キャスマッチ)」を貼って撮影してもらうことで、正確な色の再現を可能にし、病院にいる医師が問診・視診・画像診断を行う際の精度を向上させることを目指す。

現在、新型コロナウイルス感染症の拡大防止策から、オンライン診療へのニーズが急速に高まっている。厚生労働省も2020年2月28日に、再診以降のオンライン診療や処方を、4月10日には初診でも、オンライン診療を許可するとした。高齢化や僻地医療の問題に対応する観点からも、オンライン診療への期待は高い。

しかし、オンライン診療の場合、患者が自宅などで手持ちのスマートフォンやタブレット端末を用い、診察に臨むこととなるため、カメラの性能や撮影時の光の影響などが画像情報の質に大きく反映されてしまい、医師がさまざまな患者の顔色や患部の色を正確に見て判断することが難しいといった問題がある。

そこでDNPでは、このオンライン診療における“色”課題を解消すべく、患者に自身と小型のカラーチャート「CASMATCH」を同時に撮影させ、ネットワーク経由で専用サーバーに送られてきた画像データを「CASMATCH」基準で一定水準の色調に補正、医師のPCにおける表示結果へ反映させるというシステムを開発した。

CASMATCH
高精細画像の色再現ノウハウを活かして社会の安心を支える!
「CASMATCH」は、1mmスケール付きの10mm角でなるカラーチャートで、販売は医療機器販売の株式会社ベアーメディックが担う。

患者には、この「CASMATCH」を自分の頬や手などに貼り付けて画像を撮影、オンライン診療を受けてもらう。「CASMATCH」とともに撮影された画像データは、専用ソフトを介することで、デバイスのカメラ性能や室内の照明による色ムラなど、色・明るさの補正が可能となり、遠隔PC上でのより正確な色調表現、色再現ができるようになる。

「CASMATCH」の1mmスケールをもとに、医師がPCでサイズを補正して画像情報の補完を行うことも可能だ。DNPでは、この「画像補正サービス」について、専門的な医療知見とネットワークを有する一般社団法人メディカル・イノベーション・コンソーシアムとともに、オンライン医療での国際標準化を進め、サービスの質向上と普及を図っていく方針とした。

また、DNPならではの超高精細画像や広色域画像における知見・ノウハウを医療に活用していくための研究開発を促進させ、今後のオンライン診療を支える技術にしていきたいともしている。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

大日本印刷株式会社 ニュースリリース(プレスリリース)
https://www.dnp.co.jp/news/detail/10158216_1587.html

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