人工衛星技術で宇宙を身近にする
株式会社ASTROFLASHは、2020年6月11日、超小型人工衛星の打ち上げサービス契約をSpace BD株式会社との間で締結したと発表した。
ASTROFLASHは、人工衛星技術で宇宙を身近にすることを目指している東大発のベンチャー企業。Space BDは、宇宙産業における総合的なサービスを展開している企業。今回の契約は、ASTROFLASHの人工衛星初号機『視覚で楽しむ衛星』について締結されている。
ASTROFLASHとSpace BD
ASTROFLASHは、東京大学中須賀船瀬研究室をバックグラウンドとして2019年11月に設立された。同社は、超小型衛星を用いて新たな「宇宙利」の開拓を推進。現在は、誰もが衛星の色や明るさを自在にコントロールできる衛星を開発し、エンターテイメント分野での活用を目指している。
同社が今回打ち上げサービス契約を締結したSpace BDは、「宇宙の産業化」の加速をミッションに掲げて2017年9月に設立された企業。衛星打ち上げサービスに加えて、ISS(国際宇宙ステーション)の日本実験棟『きぼう』を活用した宇宙実験サービス、また宇宙飛行士訓練方法を活用した教育事業なども展開している。
「地上から明るく見える衛星」の技術を確立
今回両社が締結した契約は、『視覚で楽しむ衛星』をISS『きぼう』から打ち上げるというもの。『視覚で楽しむ衛星』は3Uサイズ(寸法10×10×30cm:重量4kg)という超小型衛星であり、2021年度に『きぼう』から宇宙空間へ放出されたのち、1年ほど地球を周回する予定となっている。
ASTROFLASHはこの初号機により、「地上から明るく見える衛星」の技術の確立を目指すとしている。
(画像はプレスリリースより)

Space BD、『視覚で楽しむ衛星』に打ち上げサービスを提供 - 株式会社ASTROFLASH
https://space-bd.com/