労働力や熟練者の不足に応える
製造現場では、様々な場面で設計図である「図面」を利用する。新しい設備を開発・設計する際はもちろん、設備の故障やトラブルの対応でも、「図面」をみながら対処する。
設備の規模が大きくなると、無数の「図面」が存在し、これらの中から必要な情報を入手するには、膨大な時間と労力を必要とする。多くの企業で労働力や熟練者の不足が喫緊の課題として挙げられている中、こうした図面の引用作業は大きな負荷となっている。
株式会社日立ソリューションズ西日本は、製造業向け「Hi-PerBT 図面検索AI」販売開始する。同AIは、蓄積された図面の特徴をAIが学習し、利用者が求める類似図面を素早く検索することを可能にする。
AIにより高い精度で必要とする図面を探索
一般的に、膨大な図面に対する検索精度は、検索する人の経験・スキルに大きく依存し、また、図面の見落としなどが発生すれば、重大な設計不良の発生から製品不良や作り直しなどの“ムダ”が生じる。
今回のAIでは、図面に描かれている対象の形状や、材質、寸法、図面番号といった情報を総合的に学習することで、高い精度で必要とする図面を探索するという。
(画像はプレスリリースより)

株式会社日立ソリューションズ西日本 プレスリリース
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