読む際の視点移動に着目
多忙で時間がない現代の日本人に強力な味方が登場した。日本ユニシスは、「読書アシスト」を9月30日まで無償提供することを発表した。
「読書アシスト」は、文章を読む際の視点移動に着目し、最もスムーズな目線の動きを誘導できる文字レイアウトに自動で変換し、読むスピードを格段に向上させる。自動変換には、大日本印刷が独自で開発したアルゴリズムを使用し、利用者に新しい読書体験を提供する。
訓練なしで、読むスピードアップ
日本語では、英語など他言語と比較して文節の区別がつきにくく、文章を読む際に無意識に前後の文節に視線が戻るケースが多い。同技術では、この文節を自動で判別、改行するとともに、文節ごとに階段状に文章を下げることで、文章を読むペースをアップさせる。
一般的に1分間に読める文字数は400~600文字だといわれる。それに対して、「読書アシスト」を適用したレイアウトでは1分間に最大1000文字程度読めるといい、“2.5倍”も読むスピードが向上する。また、この効果を享受するために特別な訓練は必要ないという。
今回の無償提供では、任意の文章について読むスピードの向上を体験ができる他、あらかじめ変換済みの名作文学も体験できる。
(画像はプレスリリースより)

日本ユニシス プレスリリース
https://www.unisys.co.jp/