紙図面がデータ化できる
2020年7月22日、キヤノンマーケティングジャパン株式会社は、「図面変換シェアソリューション」を8月上旬より提供すると発表した。
このソリューションは、紙の建築関連図面をスキャンし、取り込んだデータをCADデータに変換、クラウドサービスに保存することで、いつでも活用し編集できるものである。
基本的に構成されるものとしては、MFPモデルの大判プリンター、CADデータ変換ツール、クラウド環境となるが、会社に戻らずともデータが利用できるので便利だ。
テレワークにも活用可能
現在、日本の建築業界では就労者の減少や高齢化が大きな問題となっており、人材確保が困難になっている。
それに加え、今年の新型コロナウイルスによる働き方改革が進められており、紙の図面をデータ化し、自宅でも閲覧や編集することが望まれている。
会社に戻ることなく、テレワークで図面の編集が可能になれば、仕事の効率化も図れる。
インフラ整備にも活用
全国では老朽化するインフラ整備が問題となっているが、図面はほとんどが紙であり、管理が難しくなっている。
図面を探すだけでも大変な労力となっており、迅速なインフラ保全などの支障となっている。
少しでも図面の管理が簡単になれば、迅速な調査、修繕計画や工事が行われると期待される。
(画像はプレスリリースより)

キヤノンマーケティングジャパン株式会社
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