OUVC1号ファンドにて投資
大阪大学ベンチャーキャピタル株式会社は、2020年8月7日、同社の投資先であるKOTAIバイオテクノロジーズ株式会社が、新型コロナウイルス感染者の免疫プロファイル解析に関する共同研究契約を締結したと発表した。
大阪大学ベンチャーキャピタルは、大阪大学の研究成果から社会価値を創出すべく設立されたベンチャーキャピタル。運営するOUVC1号ファンドにおいて、KOTAIバイオテクノロジーズへの投資を実施している。
大阪大学VCとKOTAIバイオテクノロジーズ
大阪大学ベンチャーキャピタルは、「社会への還元」「世界に通用するスタートアップ」の実現を目指し、投資活動を展開している。大阪大学が持つ「社会の中の大学、社会のための大学」の精神を守るべく、SDGs(持続可能な開発目標)を重要な目標として定め、社会との共創関係も構築。研究開発エコシステムの循環にも貢献し、豊かな未来社会の実現を図っている。
同社の出資先であるKOTAIバイオテクノロジーズは、大阪大学発のベンチャーであり、免疫系のバイオインフォマティクスや情報・構造解析技術を有する企業。病態の進行や薬剤感受性の予測に有用な情報を見つけることができる先端技術の活用を通じて、真の意味での個別化医療の実現を目指している。
治療薬・ワクチン開発につながる知見を獲得
KOTAIバイオテクノロジーズは今回、国立感染症研究所と塩野義製薬株式会社、そして大阪大学との間で共同研究契約を締結した。この研究では、新型コロナウイルス感染者における免疫応答の特徴解明を実施。より有効な治療薬・ワクチンの開発につながる知見の獲得が目指される。
(画像はプレスリリースより)

KOTAIバイオテクノロジーズが共同研究契約を締結 - 大阪大学ベンチャーキャピタル株式会社
https://blog.ouvc.co.jp/topics/200807-0