慶應イノベーション・イニシアティブが引受先
スカイゲートテクノロジズ株式会社は、2020年8月25日、同年8月に第三者割当増資を実施したと発表した。
同社は、人工衛星と地球間の高速通信を実現するクラウド地上局プラットフォーム『Skygate』を展開しているベンチャー企業。今回の第三者割当増資は、株式会社慶應イノベーション・イニシアティブが運営ファンドを引受先として実施されている。
手軽な地球観測データの加工・処理を実現
宇宙産業とクラウドは近年、より密接な関係となりつつある。地球観測データ市場は今後もさらなる成長が予測されており、2018年には米Amazon社も宇宙産業への参入を発表。しかし、現状では地球観測データの地上への転送時間が数時間から数日にまでおよんでおり、課題となっていた。
『Skygate』は、この課題を解決すべく開発されたクラウド地上局プラットフォーム。この『Skygate』では、衛星から地上のパブリッククラウドへのデータ転送を実現すると共に、従来の10倍以上となる2Gbps以上の大容量通信にも対応。より手軽な地球観測データの加工・処理・高付加価値化を、可能にしている。
『Skygate』の2021年サービス開始を目指す
今回の第三者割当増資実施によりスカイゲートテクノロジズ株式会社は、完全クラウド型の人工衛星向け地球局を国内にて開設することを予定。国内初となるこの地球局開設により、『Skygate』の2021年サービス開始を目指すとしている。
(画像はプレスリリースより)

慶應イノベーション・イニシアティブを引受先とした第三者割当増資を実施 - スカイゲートテクノロジズ株式会社
https://www.skygate-tech.com/