10月上旬より販売開始
新型コロナウイルス感染症が世界的に拡大し、最も基本的な感染対策にマスクの着用が挙げられる。
それにともない、スマホのログインや施設の入退場、公共機関などにおける本人確認の用途で幅広く使われている顔認証にも対策が求められている。
日本電気株式会社(以下、NEC)は、2020年9月24日、マスク着用時でも高精度な認証を実現する新たな顔認証エンジンを開発し、10月上旬より販売開始することを発表した。
認証率は99.9%以上
通常、顔認証では目、鼻、口などの位置や形、大きさなどの特徴点を抽出し照合を行うが、同エンジンはマスクで覆われていない目の周辺に重点を置いて特徴点を抽出、照合する。
マスク着用の有無を判定して、それぞれの場合に適した顔認証アルゴリズムを使用するため、マスク着用者と非着用者が混在しても、高精度な認証を実現する。
また、認証率は99.9%以上と、高い認証精度を実現することを確認しており、マスクの色や柄にも依存しない。
今後、NECは人が密集する場所での入退システムをはじめ、さまざまな場所に同商品を展開し、感染対策と経済活動の継続に貢献する。
(画像はプレスリリースより)

日本電気株式会社 プレスリリース
https://jpn.nec.com/press/202009/20200924_01.html